[評釈] 漁連・漁協による系統外出荷制限が不公正な取引方法にあたるとされた事例@NBL
NBLに、有明海沿岸の漁協・魚連による海苔の生産業者らに対する系統外出荷制限が問題とされた排除措置命令2件について、評釈を執筆しました。
監視や制裁等を伴わない系統外出荷の「誓約書」が不当な拘束にあたるかが主たる争点の興味深い事例でした。評釈では特に市場閉鎖効果の認定について検討を行っています。
同事件は現在地裁で争われているもので、これから命令書の記載を超えてさらに詳細な事実認定がなされることを期待しています。地裁判決が出たらより詳細な検討を書いてみたい、という願望がありますが、他の書きたい論文との兼ね合いもあり、実現できるかは微妙なところです…
ひとまず、命令書に対する簡易的な評釈としてご笑覧いただけましたら幸いです。
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