実演者地位向上委員会という委員会で、コンテンツプラットフォームと独禁法というタイトルで報告を行いました。

アダルトコンテンツの配信プラットフォームを念頭に市場環境や競争行動の特性について委員会からいただいた情報を踏まえて、独禁法上の懸念や基本的な考え方についてご紹介、検討をしました。

アダルトコンテンツの産業はこれまで独禁法違反事例が少なくとも私が知る限りは無く、業界に固有の契約形態をお伺いするのはとても興味深かったです。今後公正取引委員会による実態調査などが行われたら、きっと進展があるのではないか、と期待をしています。

特に配信プラットフォームが徴収する利益の取り分（過去の裁判例でも公開されていますがメーカーの取り分が５割を切る場合が珍しくないそうです）などは独禁法上の扱いが難しく、重要な研究対象になりそうです。

2024.12